査定の条件

査定の条件

査定の条件

査定の条件

この3連休に、仲間内で忘年会(というよりは食事会)をやったのだが、久しぶりに会って話しているうちに一人から愚痴が出たのだった。もちろん、そういう話はみんな聞き飽きているのであまりグチグチいわないことにしているのだが、ちょっと共通的な悩みが確認できたので書いてみたい。

 

さて、会社員には「査定」というのがあって、大抵は半期(半年)ごとに「お前はよくやった」(ほとんどなし)とか「駄目だ駄目だと思っていたけど、本当に何考えてんの?」(しばしば)とかいう評価が上から下されるわけなのである。なぜ半年に1回かというと、その評価を元にボーナスを決めるからだ。

 

それとは別に、大体一年に一度の査定もあって、こっちは昇格するかどうかが決まるのだが、これは本人がよくやったとか駄目だったとかより、むしろ政治的な要素が強くてあまり本人に関係がないのである。当の会社員ですら意外に思うが、昇格(出世)するかどうかって、仕事や実績より政治や運の要素が強いのだ。もちろん、業績が駄目なら問題外だけど。


ところで私の仲間の愚痴は、査定が良いことであった。ほとんど毎回、プラス査定や高い評価を受けているというのである。が、給料が上がらない。何でも最高評価を受けても月給が200円くらいしか上がらなかったというのだった。ボーナスだって、最低の奴と比べて数万円しか違わないという。まあそんなもんだが、そいつにしてみればたまったものではないのは判る。

 

私はすでに大悟いたしたので落ち着いて話せるのだが、そのカラクリはこうである。月給というのは、上限が決まっているのである。その階級にいるかぎり、一定以上には上がらない。だから、もうその上限付近にいる人の給料って、増加率が限りなくゼロに近づくわけなのである。

 

同じ理由で、いくら実績を上げても給料は上がらない。唯一の方法は、昇格して上限を上げることなのだが、それって実績を上げても駄目なのである。会社だって馬鹿ではない。例えば課長職で凄い実績を上げている人がいたとしても、じゃあ部長にしたらもっと儲かるかというとまず駄目である。主任と課長、課長と部長では、やる仕事が違うのだ。主任はともかく、課長で優秀すぎる人は、まず昇進しない。そこが彼のベストポジションだから。

 

そういう仕組みになっていることに気付かずがんばっている人は可哀想だが、だからといってがんばるのをやめたらさらに不幸になるからまあいいかもしれない。組織ってのは不思議だねえ。基本的に、社会主義的な要素が強いのかなあ。日本が成功したのも判るよな。

 

というわけで、もうサラリーマンは給料を上げるなどという野望は捨てて、いかに今の給料を維持するか、それが駄目ならいかにして少しでも減少率を減らすか、ということを考える時代が来ているのではないだろうか。もういいよ。どうせ上がったって、大したことないんだし。

 

喰って行ければ十分。


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